量子コンピューター(Quantum Computation)
量子コンピューターとは、量子力学の原理を動作に応用する
コンピューターのことである。
光や原子の性質を利用して、計算を行う計算機のことを言う。
その性能としては、1994年にAT&T(現ルーセント)ベル研究所の
P.Shorが、理論的に示した素因数分解の高速アルゴリズムが
知られている。
キュビット(Qubit)と呼ばれるビットに「0」と「1」を重ねあわせた
状態で書き込むことが出来るので、2進数の「0」と「1」を
演算の基本単位としている従来のコンピューターとは異なる。
「量子的重ね合わせ」の状態でプログラムを実行すると、
「0」の場合と「1」の場合の両方について並行して計算が行われる。
キュビットを例えば10個用意して全てのキュビットを
重ね合わせ状態にして計算すれば 1024 通りの計算が
並行して行われる。
しかし計算結果は、どれか一つに収束してしまい一つの
計算結果しか取りだせないので、今のところまだ量子コンピューターは
研究段階にある。
現段階では、NMR(病院で使われるMRIと類似したもの)を
利用した7キュビットの計算機が、実現されている。